ED治療薬の副作用について

ED治療薬ジェネリック医薬品について

ED治療薬は副作用が強く身体に負担がかかるのでは?というイメージをお持ちの方が多いようです。
しかし、これは間違った情報です。
ED治療薬(バイアグラ)が日本で認可される前、個人的にED治療薬を入手し、正しい服用方法を知らなかった男性が自己判断で服用した際、併用禁忌薬であるニトログリセリンなどの硝酸剤と一緒に服用してしまったことで死亡に繋がってしまうという事故が続けて起こったことがありました。
当時これが大きなニュースになり、ED治療薬は危険だというイメージがついてしまったのです。
しかし、これはニトログリセリンと併用していなければ起こらなった事故で、バイアグラ自体に問題はありませんでした。
現在もニトログリセリンは併用禁忌とされており、併用は絶対にしてはいけません。

ED治療薬は正しく服用すれば問題はありません。
実際、副作用はゼロではありませんが、副作用はどんな医薬品にもありますし、正しく服用すれば強い副作用が出ることはないので警戒する必要はありません。
バイアグラとニトログリセリンのように、一般的に副作用よりも飲み合わせに注意する必要があることの方が多いようです。
ED治療薬は、副作用について正しい知識を持ち、しっかりと対処すれば問題なく服用を続けることができますので、副作用とその対処法について解説します。

  1. ED治療薬の主な副作用
  2. 副作用の軽減方法
    1. 服用にあたり注意点

ED治療薬の主な副作用

服用している半数近くの方が感じている副作用として、顔のほてり、目の充血があります。
その他にも頭痛、動悸、鼻づまりも報告されており、この症状の出現により薬が効いてきたと判断する方もいるようです。
どの症状も4時間~6時間程度で治まるようでしたら特別気にされなくても大丈夫です。

頭痛は血行がよくなったことで血管の周りの神経が刺激されて起こる症状で、お酒を飲んだ時に頭痛がする仕組みと似ていることから、普段お酒を飲んだ時に頭痛が起きやすい方は頭痛の副作用が起きやすいようです。
これと同じでお酒で顔が赤くなりやすい方は顔のほてりの症状も出やすいと考えられています。
また、薬効により血管が拡張することで血圧も2mmHg~3mmHgほど下がります。
服用すると血圧が上がると勘違いする方もいますが、血圧は下がると覚えておくとよいでしょう。

こうした副作用の話を聞くと服用することに抵抗感がある方もいるかも知れませんが、例えば、花粉症の薬を服用して鼻水は改善されたけど眠くなった、解熱剤を服用して熱は下がったけど胃痛が起きたなどの症状も副作用の症状です。
つまりED治療薬に限らずどんな医薬品にも副作用はあるのです。
内服薬の副作用は外用薬と違い患部だけでなく全身にいきわたることで本来の目的以外の作用が起こるので、副作用は発生して当たり前なのです。
副作用を恐れて服用をしない、治療しないのではなく、副作用が出た時に正しく対処することが大切ですので、副作用とその対処法を理解した上で服用すれば心配することはありません。
あまり知られていませんが、そもそも最初のED治療薬であるバイアグラは元々狭心症の薬として開発されました。
薬の研究を進めるうちに勃起を促進する働きがあることが分かり、これをED治療薬とする研究が開始されました。
つまり、勃起を促進する作用は狭心症の薬の副作用とも言えるのです。

副作用の軽減方法

副作用はあって当たり前とは言っても、せっかく薬の効果が出ても副作用に悩まされてしまうのは困ってしまいますね。
しかし、出現する確率の高い症状のほとんどが併せて薬を飲むことで対処することが可能です。
最も発症することの多い頭痛は、ドラッグストアなどで購入することができるバファリン、ロキソニン、イブなどの鎮痛剤を一緒に服用することで解消することができます。

また、胃痛や胃もたれなどの症状を感じる方もいるようですが、こういった場合も胃薬を一緒に服用するとよいでしょう。
このように、気になる副作用があれば飲み合わせ可能な薬と一緒に服用することでたいていの症状は対処することができます。
しかし、解消できない強い症状や不安な症状があれば、無理に服用を続けずに医師に相談することが大切です。
その他に、「ED治療薬の服用量を減らす」という対処もできます。
1回に服用する量を毎回上限いっぱいまで服用している方も多くいらっしゃいますが、実は半分程度まで服用量を減らしてみてもしっかりした効果を得られたという方も少なくありません。
服用量を減らせばその分副作用も軽減されますので、副作用が強く出てお困りの場合は薬の効果とのバランスを見ながら服用量を減らしてみるのも良いかも知れません。
ご自身の判断で服用量を減らすことは可能ですが、効果がないからと言って上限を超えた量を服用してはいけません。
上限を超えて服用した場合、想定されている副作用以上の症状を引き起こし、思わぬ負荷により身体に負担をかけることになりますので用法容量は必ず守って服用するようにしましょう。

服用にあたり注意点

想像されるよりも気軽に服用することのできるED治療薬ですが、いくつか注意しなければいけないポイントがあります。

1つめは、服用量は少しずつ増量することです。
どのED治療薬も一日に服用できる上限が決まっています。

ED治療薬の一日の限度量
  • バイアグラ:シルデナフィル50mg
  • レビトラ:タダラフィル20mg
  • シアリス:バルデナフィル20mg

初めて服用する場合、最初から上限いっぱいまで服用することは控えるべきです。
一般的に初めて服用される場合は上限量の半分ほどから服用をスタートするのが理想的であるとされています。
ED治療薬は元々欧米人向けに作られたものが多く、比較的小柄な日本人は規定量より少なくても十分効果があると言われているからです。
半分量で十分な効果が得られなかった場合、その後の服用ごとに少しずつ増量してご自身に合った量を見つけることが良いでしょう。
また、先に述べたようにご自身の身体に負担をかけないよう、服用上限は必ず守ってください。
1回の上限量を飲んでも効果に満足できない場合、薬の種類を変える、医師に相談するなどしてください。

2つめは、複数の種類のED治療薬をまとめて服用することは絶対にしてはいけないという事です。

併用は大変危険です
  • バイアグラ×レビトラ=併用不可
  • バイアグラ×シアリス=併用不可
  • レビトラ×シアリス=併用不可

例えば、レビトラの即効性とシアリスの持続力を求めてそれぞれ半分ずつ飲む、といったことも絶対にしてはいけません。
副作用が強く現れたり、思わぬ症状を引き起こして身体に負担をかける恐れがあります。
副作用がでないように用法容量を守って服用することが大切です。