ED治療薬ジェネリック医薬品について

ED治療薬はバイアグラやレビトラ、シアリスなどが先発薬となります。
ED診療は保険適用外のため、1錠あたりの価格が1,000円から2,500円と高く、医師から処方せんをもらって、調剤薬局で購入するときにジェネリック医薬品を選択することも可能です。
欧米に比べて、日本はジェネリック医薬品の使用率が低いものの、近年ではTVCMや国が推奨していることもあり普及率が上昇しています。
こちらのページでは、ジェネリックについてや安全性、ED治療薬の価格などをご説明します。
ジェネリック医薬品について
近年、ED治療薬に限らず様々な医薬品でジェネリック医薬品(以下ジェネリックと記載)を選択することができるようになりました。
調剤薬局で薬を購入するときに「ジェネリックを希望しますか?」と必ず聞かれるようになりました。
ジェネリックとは医薬品を開発した製薬会社がもつ専売特許が切れた後、他の製薬会社が同一成分で製造・販売した医薬品のことです。
オリジナルを先発薬、後に開発されたジェネリックを後発薬と呼ぶこともあります。
ジェネリックは医薬品の先進国であるアメリカから始まりました。
現在では世界保健機関WHOもジェネリックの使用の推奨を提唱しており、医療先進国であるドイツ、イギリス、フランスでは普及率が70%を超え、アメリカでは90%以上の医薬品がジェネリックとなっています。
ジェネリック医薬品の需要
ジェネリックは使用者の負担が少なくなることはもちろん、国の医療費負担も減ることから医療費削減の政策のひとつとして期待されており、日本では国を挙げてジェネリックを推奨しています。 こうした流れもあり、日本のジェネリックの普及率は約80%となりました。
これにより国は約1.8兆円の医療費削減を達成しています。引用:ジェネリック医薬品シェア分析結果(日本ジェネリック製薬協会)
これだけジェネリックが選ばれているのはジェネリック医薬品の効果と安全性があってこそだと言えます。
医薬品の効果は同じでも価格が安いことでジェネリックを選ぶ方が多いのはもちろん、ジェネリックは先発薬が開発された時よりも新しい技術を使って開発されることが多いのも理由でしょう。
効果の安全性と低価格の理由
新しい医薬品が開発され、私たちの治療に使われるようになるまでには長い年月をかけて何度も研究、開発が続けられます。
ひとつの医薬品ができるまでに200億円近くの膨大な費用がかかると言われており、初めて作られた医薬品は特許を取得することでその存在と製薬会社を守ることになります。
この特許期間は20年から25年になり、この期間は医薬品を開発した製薬会社が独占して製造販売することになります。
この特許期間が終了すると、他の製薬会社も同じ有効成分を利用して医薬品を作ることができるようになるので、この特許期間が終了してから、さらに研究開発されて作られるのがジェネリックということになります。
ジェネリックは先発薬の情報や実績があるので研究や開発にかかる費用を抑えることができ、開発期間も3年~5年と短期間でできるため、先発薬よりも安く販売することができるのです。
また、ジェネリックは先発薬の70%以下の価格に設定するように国が決めたルールもあるので、先発薬の2割~3割の価格で購入することができるようになります。
ジェネリックは安いだけでなく、先発薬のデメリットを補うように開発されるので、錠剤の形状、味、サイズなどを変えて飲みやすいように改良されることからさらに良薬になるのです。
また、「ジェネリックは先発医薬品と同様の有効成分を同一量配合し、同等の効果があること」という厚生労働省が定めた基準をもと作られているので、効果についても安心して服用していただけます。引用:後発医薬品(ジェネリック医薬品)の品質などについて(厚生労働省)
ジェネリック医薬品の注意点
ジェネリック医薬品は先発薬と同等の効果があり、先発薬の半額以下で購入することができることから、たくさんの方に支持されています。
しかし、「同等」には「100%同じ」という意味は含まれていないため、注意が必要です。
それは、用法容量が同じではないということです。
例えば薬Aのジェネリック医薬品だから、Aと同じ1回2錠服用すればよいと思って、確認を怠り1回に2錠飲んだところ、本当は1回1錠だったために過度に服用してしまい、強い副作用など、思わぬ症状が出てしまった。
というような用法容量の事故が起こっています。
成分の配合量が変わって服用量が増減したり、1日の服用回数が変わっていることもありますので、必ず確認をしてから服用するようにしましょう。
また、同じ効果があると思って服用してもご自身の身体に合わず、副作用が出現してしまうといった事例もあるので、先発薬からジェネリックに変更した場合は、服用後の体調の変化にも気を付ける必要があります。
ジェネリックがご自身の体質に合わない場合は先発薬に戻すことを検討することも大切です。
ED治療薬ジェネリック医薬品の価格
ジェネリックは先発薬の2割~3割の価格で購入できるとされていますが、ED治療薬については注意が必要です。
ED治療薬は自由診療のため、先発薬もジェネリックも上限なくクリニックが自由に価格設定することができます。
そのため、クリニック、薬局により販売価格が違うことがあります。
これには先発薬の7割以下の価格設定をするというルールも当てはまりません。
しかし、地域差や違法な価格設定を防ぐため、薬剤師会が価格を決めている場合もあります。
ED治療薬はそれにのっとった価格であることが多いので、クリニックなどで処方を希望する場合、以下の価格を参考にされると良いでしょう。
バイアグラ(Pfizer) | 25mg 1,100円/50mg 1,300円(+税) |
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レビトラ(Bayer) | 10mg 1,300円/20mg 1,500円~2,000円(+税) |
シアリス(Eli Lilly) | 10mg 1,700円/20mg 2,000円~2,200円(+税) |
これは先発薬ですので、ジェネリックはこの価格から数百円安くなっていることが多いようです。
クリニックによってはホームページなどに価格が示されているので、確認されると良いでしょう。
ED治療薬ジェネリック医薬品の購入方法
クリニックで医師からバイアグラを処方せんをもらった後、薬剤師のいる薬局でジェネリックを希望すれば、購入することが可能です。
富士化学株式会社のシルデナフィル錠が有名です。
また、インターネットで個人輸入代行を利用して海外のジェネリック医薬品を通販することも可能です。
しかし、悪質なサイトで購入してしまうと偽物や未発送などのトラブルに巻き込まれてしまうケースもあります。
個人輸入代行を見定める方法としては
- 運営者情報が記載されている
- 成分鑑定書がある
- サポートが充実
- 運営実績がある
- 個人情報厳守
などを確認するといいでしょう。
以下は安全に利用できる個人輸入代行です。
- お薬ラボ
- 薬のデリバリー
- ライフパートナー
- お薬通販部
- お薬なび
※上記の個人輸入代行は当サイトの見解ですので、予めご了承ください。